帯状疱疹について
Shingles
帯状疱疹は体に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが免疫力の低下などで目覚めることで発症し、皮膚に赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。発疹に沿ってピリピリ・ズキズキとした強い痛みが出ることもあり、発疹が治った後も「帯状疱疹後の痛み」が長く続くことがあります。
当院では、ペインクリニックの手法を生かし、痛みを出来る限り早期にコントロールし、また皮膚の症状や生活、心の負担も含めてサポートすることを目標にしています。
1
皮膚の症状に対する治療
抗ウイルス薬の投与でウイルスの増殖を抑え、発疹や水ぶくれの悪化を防ぎます。
必要に応じて外用薬や保湿ケアを行い、皮膚の回復をサポートします。
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痛みを早く和らげる
神経ブロック療法や鎮痛剤など、ペインクリニックならではの方法を活用し、痛みの信号を直接抑えて症状の悪化を防ぎます。
3
長引く痛みにも対応
発疹が治った後も残る痛み(帯状疱疹後神経痛)には、飲み薬や貼り薬、必要に応じて神経ブロックを組み合わせ、日常生活に支障が出ないようにします。
4
体と心のケアも重視
十分な休養や生活の工夫で体を守るとともに、痛みによる不安や眠れないときには心理的サポートも行います。
発疹や水ぶくれが現れてから長期間経過してしまった場合、痛みが治りにくくなってしまいます。1日でも早く受診していただくことが完治のためにとても重要です。
