ご挨拶

平成20年4月より、富山での勤務医生活を経て、生まれ育った福井に戻り、診療に従事しています。 私が医師として心がけていること、それは「来院された患者様のお悩みや不調を伺った時、もし私の家族だったらどうするだろうと考え、治療方針やアドバイスをしようと努めていること」です。自分の家族にしたくないことは患者様にも薦めません。逆もそうです。
整形外科を受診される患者様は、体のどこかに痛みを感じている方がほとんどです。体の痛みで日常生活に不便があるのはもちろん、このまま痛みが続いたらどうしようと将来への不安も感じていらっしゃる方も多いと思います。私は、ただ痛みを治療するだけではなく、患者様の不安に寄り添い、共に解決していきたいと思っています。
麻酔科医として2年従事した経験を活かし、痛みを和らげるペインクリニックの技術も取り入れています。整形外科で用いる痛み止めや注射は、つらい痛みを和らげるための大切な手段です。ただ、本当に大切なのは、患者様ご自身で姿勢や筋力、体重などを整えていくことであり、痛み止めや注射はあくまで一時的な緩和に過ぎないということです。姿勢や筋力、体重や生活様式を整え改善することで、痛みの根本原因にアプローチし、再発を防ぎ、より快適な日常を取り戻すことが出来るのです。当院ではそのお手伝いをサポートいたします。時にはアドバイスが厳しく感じられるかもしれませんが、改善点をしっかりお伝えさせていただきたいと思います。
「出来る限り、ずっとご自身の足で歩いていてほしい」という思いを胸に日々励んでいます。気になることは何でも気軽にご相談ください。